起業独立は自由なのか労働者に変わりないのか。フリーランス起業家になって3年目の俺が語ってみる

ビジネス全般

起業や独立は自由なのか。

私自身、フリーランス起業家として、今期で3期目を迎えましたが、独立起業って本当に自由なのかという点について思うところがありまして….

そもそも「フリーランス・自営業・起業・独立」のイメージって

  • 「おしゃれなカフェで仕事や作業してそう」
  • 「時間や会社に縛られず自由な仕事をしてそう」
  • 「社長出勤で好きな時間に働き、好きな時間に休むことができる」
  • 「付き合う人や仕事仲間を自分で選べる」

とにもかくにも、「自由に仕事してる!」っていうイメージを持っている方も多いでしょう。

確かに、これは独立した人の一つの側面かもしれません。

私自身、朝が苦手なので好きな時間に起きてPCの前に座りますし、スタバや少しおしゃれなカフェでコンセントを使いながら数時間仕事をしていることもあります。今日は気分が乗らないな…という日には臨時休暇を作ることもできますし、雨の日は気分が下がるので半日スマホゲームをやっていることもあります。

ですが、これが「自由」と呼べるのかどうかということについては、より深い議論が必要になってくるでしょう。

そもそも自由とは?

そもそも自由とはなんなのか。

「自由」というのは下記のことです。

「他からの束縛を受けず、自分の思うままにふるまえること」

では「束縛」とは何なのか。

そもそも束縛されている人は、なぜ「束縛」状態になぜ陥るのかというと、それがないと生きていけないからです。

それがないと生きていけないからこそ、嫌なものでも苦手なものでも、それにすがっていくしかなくなるのです。

人は生きていくためには、飲食だけでなく、最低限の生活水準を保つ必要があります。またより高い欲求としては承認欲求や社会的欲求などがあります。

自分の飲み食いのために…ということからはじまり、自分のステータスのために、人に認めてもらうために、自分のイメージをよくするために、異性にモテるために…など、

自分が生きていくためには必要なものをそこで充足してもらえるからこそ、人は何かにすがっていき、そこに「束縛」されてしまうのです。

束縛状態とは、このように自分が生きていく上で、重要なものを他者や何かに委ねているということでもあります。

束縛は悪いものではない

ですが、「束縛」は決してマイナスな側面ばかりではありません。

極端なことをいえば、私たちは人間は皆「空気」に束縛されています。酸素がないと死にますからね。コミュニケーションは「言語」に束縛されています。日本語使えないで日本で出世はできないですからね。

このように人間は、気づかずに、何かに束縛されるという側面があります。

ですがここで問題になるのが、その「束縛されている相手に対して不満を持っている場合」です。

例えば、日本人ばかりでコミュニケーションを持っているのは嫌だ!海外ともコミュニケーションをとりたいと思った場合です。

その日本語に束縛され、生活することにいやになり、そこから抜け出そうとするわけです。

自分の気持ちはそこでは満たされず、何かを撃ち破ろうとした。

すると、その束縛への対抗が始まり、自由になりたいとなるのです。

では、起業家は自由なのか?

実は、独立起業家は「自由なのか」といわれば自由ではありません。

サラリーマンや会社員は、勤務時間や給料などに束縛されていますが、自営業はお客さんやクライアント、銀行、従業員、株主などに束縛されています。

売上をあげないと収入が不安定なので、常に気を張っていないといけません。なので、何かしら束縛するものは必ずしもあるのです。

ですが、

  • 満員電車に乗ること
  • 嫌いな上司に媚びへつらう
  • 理不尽な要求をされる
  • どんなに頑張っても給料は一定
  • 会社の飲み会や付き合いなどの無駄な出費

などの束縛などからは解放されます。

つまり、これらの束縛からは解放されるが、その代わり他の束縛を自分に課すのが独立です。

私は、上司の顔色を伺ったり、理不尽な要求をされることがいやでいやで仕方ありませんでした。

なので、安定した給料や、会社で築き上げた実績を捨ててでも、自営業として起業家として独立することを決意しました。

その分、収入の不安定や、売上に束縛されていますが、それでも会社員時代の束縛よりはマシです。

起業家の束縛とは何かを知った上で独立起業しよう

余暇・休息・趣味を犠牲にするブラック一人企業が独立だ

余暇、休息、趣味を犠牲にします。

自営業を始める場合、当然、ゼロから築き上げるわけです。

どんな仕事にも、安定して稼げるようになるまで2年〜3年はかかります。

それはある程度仕方ないことなのです。

その間、余暇、休息、趣味などを犠牲にできますか?

その覚悟がなければ企業や独立の束縛からは逃げることができません。

銀行口座に入る売上の心配は、尽きることがない

どんなに今月稼いでも、来月収入がパタッと止まってしまう可能性はゼロではない。

私はサイト運営の仕事をしているが、サイトがGoogleが嫌われて、一気に検索順位が変動することもありえる。

どんなに安定的に収益を生むと思われているビジネスモデルも、いつかは陳腐化する。

また今はネット社会によって、流行り廃りのサイクルがかなり早くなっている。

だからこそきちんとした軸足を持つと同時に、いかに先の時代を先読みした上で、次の一手を考えていくのかが重要になるのだ。

1週間の旅行にいくほどのまとまったバカンスはむしろ減る

起業や独立をすると時間的な制約がかなり少なくなるが、1週間丸々何もしないというのは逆に難しい。

臨時休業をしたり、気分が乗らない時に急に休みをとったりするなどの時間の都合はつくが、長い間事業をほったらかしにすることは残念ながらできない。

どんなに自動的に回っていくように思えるビジネスモデルでも、最低限のメンテナンスは必要。

旅行などは長期休暇を伴うので、もし自営業になるなら1週間以上の旅行は数年できないと思っていた方が良いでしょう。

プレッシャーとも戦う必要がある

自営業や起業家は常にプレッシャーと戦う必要があります。収入は不安定だし、社会的な信用も低いです。家族や親戚などからも「大丈夫か」という心配の声をもらうことも増えます。

もちろん、善意で言っている可能性がありますが、それが積み重なるとプレッシャーに感じる人もいるでしょう。特に家族や親戚で、自営業が少ない場合は、自営業や起業に対してまだまだ偏見や理解がないご年配の方はいます。それも吹き飛ばすくらいの根性を持って欲しいのも事実ですが、辛い時期にもそういうプレシャーに耐えられるのかどうかも重要です。

時間配分と優先順位付けが重要

起業家や自営業は、1日何をするのかを指示する人はいません。

サラリーマンや会社員の場合、会社や上司が何をするべきなのかを指示してくれます。

確かに気にくわないこともあるかもしれませんが、自分のミッションは、会社や上司から与えられた目標や仕事をきちんとこなしていくことです。

起業家や自営業は違います。

まず何をするべきなのかを自分で考えます。

むしろ従業員やアルバイトがいる場合、何をしてもらうのかを考えるの仕事です。

サラリーマンや会社員は「仕事をする」人になることを求められますが、独立すると「仕事を作る」人にならなくてはいけません。

なので、会社や企業でどんなに「仕事をするのが上手」な人でも、「仕事を作る」ことが上手とは限りません。

「仕事を作る」とは、収益の金脈を見つける作業です。

自分がやったり、誰かにやってもらったり、など、時間や労力を投資すれば、そこから収益が上がるような仕組みやビジネスを見つけて、それを実行していくのが「仕事を作る」ということです。

独立すると、まずはこの「仕事を作る人」になる必要があります。

そのためには、情報収集が欠かせません。

また、トライアンドエラーを何回も繰り返すことです。

トライアンドエラーを繰り返して、1年〜2年という歳月をやり続ければ、必ず成果は少しずつ出てきます。

私の感覚としては、2年やってみると、やっと収益の金脈が見つかるようになります。

3年経つと、より効率的にコストパフォーマンスをあげた形で収益をあげる方法がわかってきます。

このように「どうやって儲けるのか」という視点を起業家は、自分で仕事をする中で常に模索していく必要があります。

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