リスクヘッジの種類をいくつかまとめて紹介!日経平均と逆の動きをする銘柄

株式

株など投資をする上で、どうしても重要になってくるのがリスクヘッジです。相場がどう動くかわからない以上、日経平均やNYダウなどの全体指数が下落した時に逆の動きをする逆相関の銘柄を利用していくことがリスク回避になります。

そこで今回は、リスクヘッジ手段の種類をいくつか紹介したいと思います。

指数先物をショート

まずはオーソドックスなものとして、日経平均先物、TOPIX先物などの日本株市場の指数先物をショートすることでリスクヘッジすることができます。

他にも、新興企業への投資しているなら「マザーズ先物」をショートすれば良いですし、米国の株や世界株に投資しているのであれば「NYダウ先物」をショートするのも良いでしょう。

このように先物取引でリスクヘッジする方法はかなり一般的です。

逆指数型のETFを買う

大和上場投信-日経平均インバース(1456)や、日経平均インバース上場投信(1571)などの指数逆連動型のETFを購入するという方法があります。

日経平均先物、TOPIX先物などは、最低投資額が10万円以上になるので、小資金でリスクヘッジしたい投資家にはハードルが高いので、小資金でリスクヘッジをしたい場合や、細かな単位でロット調整をしたいということであれば、この逆指数型ETFを使うのも良いでしょう。

「日経VI」のロング

日経VI(ボラティリティインデックス)とは、市場が期待している「日経平均株価」将来1か月間のボラティリティを示す数値です。全体相場が下がると上昇するという特徴を持っています。

この「日経平均VI」の先物をロングするという方法で、相場下落のリスクヘッジをすることができます。

また、これに連動したETNである「NEXT NOTES 日経平均VI先物指数 ETN (2035)」という商品も存在します。

プットオプション(売る権利)の買い

プットオプションとは「売る権利」のことで、これを買うというは、暴落すると儲かるということです。つまり暴落保険です。

支払うコストは、そのオプションを購入する費用だけなので、オプション買いの場合は、リスクはその費用だけということになります。

ドル円ショート

日本株は円安になると上昇、円高になると下落という相関性が高いことは有名です。

一般的には、ドル円が下落(円高)になると、日本株も下落する要因になるので、その点でドル円をショートすることで、日本株のリスクヘッジができます。

ただし、これは一般論であり、ドル円の相場はほかの通貨ペアでの取引に影響を受けたり、日米金利差などの影響を受けたりなど、ほかの要因でドル円と株価指数との連動制が保たれないこともあります。

そのため、ドル円上昇しているのに、株価指数下げっていくといういわゆるまた裂き状態になることもあるので注意が必要です。

逆相関になるコモディティや債券ファンドETFなど

ゴールド、仮想通貨、債券ファンドなど株価指数などと逆相関になる可能性が高いものをロングするという方法です。

ゴールドや債券は現物だけでなく、ETF・ETN・投信などでもリスクヘッジもできます。

仮想通貨の場合、コインチェックなどの取引所でビットコインを購入することで取引できます。

ロングショート戦略

ロングショート戦略とは、同セクターの割安銘柄のロングと割高銘柄のショートを同時に行い価格乖離の修正を狙った投資手法です。この手法をリスクヘッジに使うやり方です。

具体的には、保有銘柄と同一セクター・同業種の他の銘柄をショートします。

これによって全体相場の変動で、相場が下落した分はショートした銘柄の含み益で解消することができるので、持っている銘柄の強さで勝負することが可能です。

あえて言う必要もないが、現金ポジ

最後に強いのは現金ポジションでしょう。

常にポートフォリオの中でのキャッシュポジションの量を調整しながら投資するのが重要になります。

「待つも投資」という言葉もあるように、時には静観して、マーケットの動きや動向をじっと耐えて待つことも時に大切です。