株式投資やFXトレードの限界費用を考える

株式

投資は限界費用(マージナルコスト)の増加率がかなり低い

限界費用が高くなるビジネスとは、売上アップには設備や人材費など固定費拡大が必要なビジネス

限界コストとは、経済学の用語で、1生産あたりにかかる追加コストのことです。少し難しいので具体例を出します。

例えば、1日200個パンを作る設備があるパン屋は、1日の生産量を200個→250個にすれば、生産数が上がるので、売上がアップします。

ですが、そのパン屋の設備の許容範囲が1日200個のパン屋だったとします。

その場合、200個の生産をしているパン屋が、さらに50個の生産を増やしたいと思ったら、1日1度の設備稼働だったものが、1日2度になるので、その分の電気代や人件費がかかります。

これは、200個がキャパの機械で、150個→200個にするなら稼働は1度でOKですが、200個→250個にする場合、同じ50個の生産拡大でも、稼働が2回になってしまうので、コストが高くなってしまうことを意味しています。

そのため、このパン屋で250個のパンを作るとなると、1個あたりのコストが高くなってしまうので、むしろ250個作るよりも、200個作る方が利益率が高くなるというわけです。つまり、200個が最適生産数ということになってしまいます。

それ故、このパン屋で「規模の拡大し収入を増やしたい」と思ったとしても、むしろ追加的コストがかかってしまうので、やればやるほど苦しい状態になるのです。つまり、規模拡大にあまり旨味がないビジネスということです。

このように、生産を伸ばすために設備稼働、人材投資などが必要なビジネスは、キャパシティの問題があるので、売上を伸ばすのに求められる追加的労働力や追加的コストが高くなってしまいます。

こういうビジネスを限界費用が高くなるビジネスと言います。

 

もちろん収入や売上を増やそうと頑張れば、薄利ですが売上額が伸びますし、利益も伸びますが、やればやるほど利益率が低くなっていくのでジリ貧になっていきます。また、規模の拡大はリスク増にもなりますから、やみくもに規模を増やせば良いということでもないのです。

このように、限界費用が高くなるビジネスは、収入を増やそうと思っても、ある一定のところまでくると、固定費を拡大しないと売上を伸ばせないという頭打ち状態に陥ってしまうのです。

そういう意味では、会社勤めや公務員のサラリーマンも同様に、月給25万サラリーマンが30万円にするには残業や出世が必要です。残業時間を増やしたり、出世競争に労力を注ぐ必要があります。

FXは限界費用がほぼない。ロットを増やしても、固定費は増えない

FXの場合、追加的な生産にかかる追加コストはかなり低いです。

例えば、儲けを10倍にしたいと思った時、ロットを1lot→10lotにしても、かかる追加コストは常に一定です。

10lotを注文するために、PCを10倍に増やさないといけないというわけでも、WiFi回線契約を10倍に増やさないといけないわけではありません。発注画面でロット数の桁を一つ増やすだけで可能です。

ですが、通常のビジネスの場合で、1lot→10lotにするためには、追加的な人件費がかかったり、設備投資としてPCの購入が必要だったりと、追加的なコストがかかるのが一般的です。パン屋でいえば、生産数を10倍にしたいと思ったら、パンの原材料費だけでなく、追加的な設備投資や人材採用などでコストがむしろ12倍かかってしまったりしまうs。

ですが、FXは0.01lotでも、100lotでもかかる追加的コストはゼロです。PCを増やさないといけないわけでも、通信回線を強固にしないといけないわけでもなく、変動費である証拠金を増やせば追加的な生産が可能なのです。

このように、FXというのは規模の拡大に対して、追加的なコストの増大数は常に一定です。だからこそ、億プレイヤーも生まれますし、大きく儲けることができるため、FXは効率が良いのです。

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アフィリエイトは、限界費用ゼロに近いビジネス

ちなみに、アフィリエイトもサイト作ってしまえば、基本的には100PVでも10万PVでも固定費コストは一定なので、限界費用がゼロに近いビジネスということになります。

なので、アフィリエイトは非常にオススメです。

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