20代で独立起業するのに資金額はいくら必要なのか?

ビジネス全般

「20代で起業したい」そう思っていても、

「資金がないからどうしよう….」「どのくらい貯金や軍資金は貯めておけばいいのだろうか….」と、そう悩んでいる人も少なくないでしょう。

20代で貯金や余裕資金が少ないのは当然です。

ですが、なるべく早く起業独立したという気持ちもわかりますし、実際に若くして起業独立することのメリットも少なくありません。

親の介護をする必要もなかったり、子沢山で生活固定費が高すぎたりするわけでもない。体力も気力もあるので集中的に仕事をする時間は絶対にあるはずです。

20代での独立起業に必要な資金はどのくらい必要なのか?

あなたの集客力から考えてみよう

「起業独立にいくら必要なのか」

この問いに答えるためには、あなたにどれだけの集客力があるのかという点が重要です。

あなた自身に今現在、見込み客を集客することができる「客集めの力」がどの程度あるのか、という点が重要です。

起業独立して、いち早く自分の事業を軌道に乗せるためには、1日でも早くまずは見込み客を獲得していくことが大切です。資本金的にも自分の生活的にも、売上0円期間は、とにかく短くしていかにして、いかに最初のお客さん、次のお客さんを取れるのかという点にフォーカスしていく必要があります。

そのためには、集客力を持っているとかなり有利に動きます。つまり、見込み客の方々に自分の商品やサービスを知ってもらう機会の数をどれだけ持っているのかということです。買ってもらうにはまずお客さんに知ってもらう機会が必要ですからね。

集客力を、もっと簡単な言葉で言えば、話を聞いてくれる人の数です。

これは、友人知人の数、懇意にしている会社や経営者の数、SNSやインスタグラムなどのフォロワー数、ブログやサイトのPV数、といった数字的な部分もそうですし、持っている知識、技術、スキル個人的な知名度や発信力なども重要です。

いずれにせよ、「明日から〇〇をやるので、買ってください!」と言って、そこに興味を持って、実際に話を聞いてくれる人の数ということです。もしくはその話を聞いて「面白いね。じゃあ、紹介してあげるよ」と言ってくれる人の数でも良いでしょう。

とにかく、自分の商品やサービスを知ってもらえる「集客力」が、今現在どの程度あるのを元に、自分の起業に必要な資金を算出する必要があります。

例えば、ファッション系の雑多ブログを無料ブロクで書いていて、フォロワーや読者が毎日1000人見てくれているブロガーをやっていたとします。

例えば、「アパレルブランドを一つ作って起業したい!」と思った時に、そのことを告知すると、毎日1000人見てくれる人のうち、20人がショッピングサイトを見てくれて、そのうち1人が購入してくれるだろうと予想がたてば、大体の毎日の売上を計算することができます。

そこからリピーター率、新規顧客率などを考えて、単価を設定したりしていきます。

商品原価(商品を用意ためにいくら必要か)は調べればわかるわけですから、単価-原価(=粗利)を出せば、毎月に何個売れば月々食っていける収入になるのか、というのはまずは導き出すことができます。

「生活費-見込み収益」が起業に必要な資金

では、起業に必要な資金はいくらなのか、と言うと、

生活費-見込み収益

です。

例えば、毎月の生活費に月10万かかる人が起業したいとします。

もし、見込み収益が月5万程度なら、5万円が毎月の家計の赤字になります。5万×12ヶ月=60万ということで、理論上は60万は1年間は生き延びていくことが可能です。この1年間で収益拡大の施策をどんどん行っていくことで、この赤字を黒地に転換させていくのです。

もちろん、見込み収益が思うように伸びない、広告費やその他の雑費などで結局利益はほとんど残らない、生活費が思った以上にかかったなどの不確定要素はありますが、

概ね、生活費から算出することで、自分の起業資金に必要な分を考えると良いでしょう。

なので、節約は、超重要ですよ!飲みニケーションなんて、起業してすぐには無理だと思いましょう。

つまり、起業資金は「集客力×生活費の質素さ」で決まる

このように、起業資金でいくら必要なのかは、起業前の集客力と、生活費の質素さで決まります。

 

究極的な話をすれば、赤字商品でなければ、集客さえできれば、利益を出すことはできます。

もし、自分に集客力がない場合は広告費を払ったり、集客力をつけるまでの助走資金として、見込み客へのアポや営業活動のお金や、サイトやブログで人気がでるまでの期間、といったコストがかかります。

そうすると、いくらのお金を用意すればいいのかというのは、計算すれば大体わかってきます。

 

例えば、単価1万円で原価に3000円かかる商品なら粗利は7000円です。

在庫をどれくらい持つのかという点も重要ですが、一旦その点を度外視すれば、例えば、10個売れれば7万の利益です。30個売れれば21万の利益なので、そこそこの収入になります。

では、30個売るためだけの集客力はどれくらいあなたは持っているのか、またはそれに不足している「集客力」を今から作りあげるために必要な資金はどの程度なのか、という風に起業に必要な資金を算出していきます。

なので、まずは最低限ん収入を確保するための集客力を得るためには、

  • どういう方法があるのか
  • そしてそれにいくらくらいの資金がかかるのか

という点を調べることが重要です。

集客力がない人が、資金を使って、集客力をつけるための方法

起業に必要な資金を算出するためには「集客力がいくらあるのか」という点を導き出す必要があると述べました。

ですが、起業する前から個人に集客力がない人がほとんどだと思います。

そのため、集客力をつけるまでも、その必要な資金やコストと認識する必要があります。

なので、まず集客力がない個人がお客様を集める方法についてご紹介します。

大きな市場を借りる

これは出店型とも言えます。

例えば、ルミネのエントランスにブースを開けば、仮に個人の集客力がなくても、自然とお客さんは集まります。それは「ルミネ」という箱自体が、集客力を持っているからです。

個人に集客力がない場合に集客をする方法の一つとしては、大きな集客力を持っている「ハコモノ」の力を借りるという方法があります。

例えば、メルカリ、ヤフオク、Amazon、楽天市場などもそれにあたります。また、ビックサイトでやっている展示会や見本市などもそうですし、インターネットの検索エンジンなどもそうです。

個人で集客力がなくても、それらの大きな集客力を持つ「ハコモノ」の力を借りることで、自動的に集客力をつけることができるのです。

品質が良くて、価格がリーズナブルならば、大きな集客=アクセスが見込めますので、見込み客に購入してもらえる機会が増えるわけです。

このように、集客力がない場合の対策の一つとして、他に集客力を持っている「ハコモノ」の力を借りるという方法があります。

ですが、これにはメリットとデメリットの双方があります。

【メリット】

  • すぐに収益が見込める
  • 売れ筋や商売の基礎を学べる
  • 管理などが個人でやるより楽

【デメリット】

  • 手数料や固定費を取られる
  • 競合との価格競争になりやすい
  • ハコモノ自体に依存している
  • 個人ブランドが育てにくい

このように、大きなハコモノの力を借りるとなると、それに依存してしまい、個人のブランド力が育ちにくいというデメリットがあります。また集客力が高い場所は、固定費や手数料が高かったり、競合との競争が激しかったりする可能性があります。

とはいえ、起業や独立をして、すぐに集客力をつける方法にもなりますし、ものを販売するという経験を積んだり練習をすることができます。

営業力をつける

個人に集客力がない場合の集客方法の一つとして、「ハコモノの力を借りる」という方法を紹介しました。

ですが、これでは個人や事業自体の集客力が育ちにくく、またそれに依存してしまう事業形態になってしまいます。

決して悪いことばかりではないですが、やはり利益率を高く、そして集客コストを抑えるためにも、長期的なことを考えた時にも、個人で集客力をつけるという方法を考えることは大切です。

その方法の一つが営業力をつけるということです。

これは、自分で商品を販売すること、もしくはその販売代理店を探すということです。

営業というと、ビル倒しというように、営業リストに電話や訪問をして「話を聞いてください!」と営業をかける営業マンをイメージされる方が多いはずです。確かに、これも一つの営業ですが、それだけでなく交流会、知り合い、また代理店経由なども営業の一つです。

つまり、直接こちらからお客さんのところに出向いたり、紹介してもらう人を探したりすることが営業という方法での集客システムです

なので、営業を使った集客は、個人や事業自体の信用力・ブランド力が育ちやすいというメリットがあります。

また、ハコモノを使った集客に比べて、コストが低かったり、リピート率が高かったりなどのメリットもあります。

インターネットを使った集客力をつける

最後に、費用対効果が最も高い集客は、インターネットを使った集客です。

多くの日本人が、何か調べ物をする時は、GoogleやYahoo検索を利用するという人が今や大半を占めています。それなのに、ネット集客は、ローコストで、大きな集客を見込むことができます。

ネット集客jの具体例は、集客力が高いメディアを作るということです。メディアとは、 Twitter、インスタ、ブログ、FacebookなどのSNSやブログサービス等です。

 

「いきなりネット集客なんてわからない…」という人も多いと思います。

なので、簡単にできる方法を教えます。

それは「無料ブログを解説して、ブログをスタートする」ことです。

ブログというと、「今日は愛犬と散歩したー、桜が綺麗だったー」というような個人の日記をイメージされる方もいるかと思いますが、それでアクセスが集まるのは有名人や芸能人だけです。多くの大衆は、あなたのプライベートなんかに興味はありません。

あるのは、役に立つ情報や、あなたの経験や過去から役に立つ情報などです。

趣味、得意なこと、好きなこと、仕事で知った知識、過去に知った知識、家族問題、恋愛、心理、なんでもいいんです。

自分が発信側に立って、自分のやりたい分野や起業する分野に関連性がある記事を書くブログを立ち上げてください。そのブログの下に自分の商品を紹介するようにすれば、自然とマーケティングとセールスができます。

断言しますが、起業・独立する人は、必ずブログを作ることをオススメします。

さいあく、自分の考えやアイディアをアウトプットする場にもなってくれます。

まずは無料ブログなので、一発当たれば、無料で集客力をつけることができます。

オススメ無料ブログは、A8.net が運営する「FanBlog」というサービスです。

A8.net とは、広告主とブロガーを結びつける「ASP」事業で上場までしたブログ界隈での大企業です。

Fan Blogで無料ブログを開設する為には、A8.netの会員登録が必要ですが、A8.netはサイトやブログ運営している運営者はほぼ100%登録している必須サイトです。

なので、ブログを作るなら必ず登録するのがA8.net なので、どうせ会員登録するなら、A8.net で会員登録をして、そのまま無料ブログを作ってしまうと良いでしょう。

使い勝手が悪い場合は、他の無料ブログに切り替えるのでもOKでしょう。

いずれにせよ、A8.net はブログを始めるなら登録は必須になります。

A8.net会員登録はこちら→A8.net

まとめ

独立・起業に必要な資金はいくらなのか。

それは自分の集客力がどのくらいあるのか、という点で変わってきます。

すでに大きなブログを運営していたりなど、集客化の方法をすでに何かしら持っている人は、独立起業の資金は少なくて済みます。

逆に、集客化ができていないと、集客方法を一から作っていく必要があります。

今回は、以下の3つを紹介しました。

  • 大きな市場を借りる
  • 営業力を使って集客
  • インターネットで集客

 

もし、これらの方法でも、どうしても、独立起業の資金が足りない場合はどうしたらいいのでしょうか。

主に、その場合の対処方法は以下の通りです。

  1. 貯金が貯まるまでサラリーマンを続ける
  2. 副業をしながら、本業と副業で貯金を貯めつつ、事業をスモールスタートする
  3. 資金を抑えて独立起業できる事業で起業する
  4. 借金をして起業する

1と2は会社をやめない方向性で、3、4は会社をやめて起業するという手段です。

どれがいいとか、どれがダメとかではなく、人それぞれ状況に応じて取るべき選択肢が変わってきます。

副業が可能の会社であれば、まずは副業からはじめてみることをオススメします。週末起業するだけでも事業のスタートになりますし、何も行動しないよりは得られるものが大きいです。

いずれにせよ、是非、この記事を参考に、起業独立に必要な資金を考えていただければ幸いです。