ビジネスで継続して利益を得る方法。収益を維持し続けるにはどんなことが必要か。
事業をしていると継続が大事って身をもって実感します。
今月どんなに売れても、来月はまたゼロからやり直し。毎月毎月売上をあげるために努力はするものの、来月はまたゼロから。そんな、事業の行き詰まり、というか、閉塞感に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
事実、私も日々それに悩まされ続けてきました。2016年12月に会社をやめ、2017年1月から独立して今に至りますが、今でこそ、過去を振り返って無駄じゃなかったと思えることも多いですが、閑古鳥が泣いている当時はとてもそんな余裕はありませんでした。
事実そういう状態に陥っている人は少なくないでしょう。
今回は、そんな事業を継続的に利益を上げたい、来月の不安を少しでも和らげてやっていくビジネスはないものか、と悩んでいる人に向けて、
継続的に収益をあげるための方法や実践方法について紹介します。
ビジネスで継続して利益を上げるための方法
大前提として、現状維持は後退する
このビジネスの現状がずっと続けばいいと思っていても、ビジネスは常に競争環境に身を置いているわけですから、今のまま(クオリティ)で維持していこうと思えば、いずれ陳腐化します。
事業によってはそのスピードはもちろん違ってきます。
例えば小売業は移り変わりが激しいわけですから、足を止めたら1年〜2年でどんどん遅れをとってしまいます。逆に、駐車場経営やアパート経営は、立地が良いところを確保したら、10年〜20年単位で物事を考えてもOKです。
ですが、このように陳腐化の速度は違いますが、どちらにせよ物事は競争に身を置いているので、現状維持をしようという気持ちになると、転がり落ちるように、後退して行ってしまいます。
継続して利益を上げるには攻め続ける
継続的に収益をあげるためには、攻め続ける必要が有ります。
今までの実績や信頼を元に、ビジネスの基盤がありますが、それに安住することなく、常に新しい価値を求める必要があります。
飲食店なら、新しいメニュー、品質を落とさずにコストカットできないか、より効率できないか、新規層の開拓、回転率、客単価の向上などいろいろと取り組むところはあります。
逆に何もしないで現状を維持し続けようとすれば、そこでビジネスの発展はなくなります。
しばらくは良いかもしれませんが、いずれ競合にその座を狙われます。
収入はなるべく分散していくべき
卵は一つのカゴに盛るな、とよく言われますが、
収入はなるべく分散するようにしましょう。
もちろん最初は一つのビジネスに特化していくべきでしょうが、
ある程度のところまでくると、収入を分散させるべきです。
収入を分散させることは、リスクヘッジになります。
一つの事業で100万儲かっているとしても、その事業が潰れてしまったら100万の損失です。
逆に50万の事業を2つなら、一つが潰れても残り50万が残っています。
他にも、一つの事業で100万の利益を上げ続けるよりも、2つの事業で50万を作り続ける方が労力が少なくなります。
実店舗だけでなくネット店舗を進めてみたり。2店舗、3店舗目を構えてみたりなど。
収入が分散している方がより、リスクに強くなる上に、収益をあげる上でもよりやりやすくなります。
分散には徹底的にやりこみ、頭のキャパシティを減らせるようになってから
ただし、収益を分散させて複数の事業をやるようになるためには、
まずは一つの事業を徹底的にやりこむことが重要になります。
人間は基本的には一つのことにしか集中できません。ちなみに男性はさらにこの傾向が強いと言います。
つまり、複数の事業を並行して収益を分散させる方法は、その都度「頭を切り替える」必要があるのです。
頭を切り替えるのは労力がいります。
同じ仕事を複数並行してこなした経験がある人からしたらわかると思います。
すぐに切り替えるのは難しいのです。
1つのことをやっている脳からもう一つに切り替えるには、時間がかかります。
特に1つ目の方に集中している時や気分がそちらに乗っている時に、2つ目に切り替えないといけないとなると、2つ目のことに気持ちが乗らなかったり、やる気が起きなかったりします。
そうなると、2つ目の仕事だけでなく、1つ目の仕事にも集中ができなくなってしまいます。
複数の収益を持ち、利益を分散させろと述べましたが、そんなに簡単のことではないのです。
では、どうしたらいいのか。
答えは、1つ目の事業を深く考えなくてもできるくらいに徹底的にやりこむ必要があります。
例えば、動画編集が仕事だったとします。
最初は動画の編集は何をやったら良いかもわからず試行錯誤をしながら頭のキャパシティを目一杯使って作業をするはずです。
ですが、それを何年も続けてやっていると、次第にそれに慣れてきて、クリエティブなことなのに、ある種作業のようになってきます。
つまり頭のキャパシティ的には余裕が出てくるようになるのです。
頭のキャパシティに余裕が出てきて、初めて、その仕事と並行して、他の仕事もできるようになります。
なぜなら、頭の切り替えコストが少なくても済むからです。
つまり、逆説的ですが、
複数の事業に収益を分散させたいなら尚更一つの事業を徹底的にやりこむ必要があるのです。
これによって作業効率も早くなり、切り替えの時間も少なくて済みます。
頭のキャパシティを使わなくてできる。
つまり、他のことを考えてでもできるくらいになってはじめて、2つ目の収益の柱を作る他の売上を作る手段も並行して作れるようになるのです。
ほとんど手をつけずに回るビジネスを増やし続ける
収益を上げ続けるためには、なるべく手をつけずに回るビジネスを増やす必要があります。
収益を分散したとしても、どのビジネスも1日に4時間の作業が必要なビジネスだと、せいぜい2つが限界になります。
逆に1日10分程度、月に5〜6時間程度のメンテナンスだけで利益を上げられるようなビジネスを複数持つことができれば、時間にも余裕があります。
そのため、さらにいろいろとビジネスを増やしていくことができるようになります。
つまり、事業を複数に分散させるためには、やりこむことで切り替えコストを少なくすることも大切ですが、
同時に、仮に収益分散したとしても、時間を取られないような手をつけずにも回る自動化されたビジネスを増やしいく必要があります。
もちろん、人を雇って、自分の足りない時間を誰かに依頼することもできますが、
いずれにせよ、人を雇ってやるからには、そこもシステムの中に組み込むようなビジネス設計にする必要があります。
このようにいかに自分の手から離れたビジネスを持てるのか、それが収益を拡大しつつ、毎月継続的に利益を上げ続けるためには必要なことです。
事業は浮き沈みがあります。
それはどんな仕事にもありえる話です。
だからこそ、一つの事業が沈んだ時には、他の事業でカバーできるようになると強いはずです。
ただ、複数の事業を持てるようになるには、その維持やメンテナンスに時間やお金がかかり過ぎない必要があります。
そのため、なるべく自動的に回る仕組みを複数作ることを目的に事業を進めていくのが必要になります。
最後に
ビジネスは基本的に、攻めないと後退します。
過去の成功や実績は、前に進む基盤になったり資金的なバックアップにはなりますが、
そこにずっとあぐらをかいているべきではありません。
常に先を見て、世の中、消費者が何を求めているのかを逆算的に考えていく力が必要になります。
なるべく収益を分散しつつ、それを複数持っても余裕が出るような手離れが良いビジネスを複数持つことが重要になります。
とはいえ、まずはどんな事業でも良いので、1つのことに集中して徹底的にやりこむことが重要だと思います。