優待クロスの手数料を証券会社ごとに比較してみました!
株式保有で株主優待をリスクを抑えて取得できる「優待クロス取引(つなぎ売り)」をする上で重要な証券会社の手数料を比較してみました。
基本的には、ネット証券が中心でオンライン上で取引する場合を想定した手数料比較になっています。
優待クロスに必要な「一般信用取引」手数料比較一覧
基本的には、50万~100万程度の優待クロスを行うときの取引手数料を想定しています。
現物取引手数料 | 信用取引手数料 | 一般信用の貸株料 | |
SBI証券 (アクティブプラン) |
0円(300万まで)※1 | 0円(300万まで)※1 | 3.90%(15日) |
楽天証券 (いちにち定額プラン) |
0円(100万まで※2) | 0円(100万まで※2) | 1.10%(無期限) |
SMBC日興証券 (ダイレクト) |
440円(50万まで) | 0円 | 1.40%(3年) |
auカブコム証券 | 250円(50万円まで) | 0円 | 短期(13日):5.85% 長期(10年):2.25% |
松井証券 | 0円(50万まで※3) | 0円(50万まで※3) | 2.0%(無期限) |
マネックス証券 | 450円(50万まで) | 190円(50万円まで) | 無期限:1.10% 短期:3.90% |
※1:1日の約定代金最大300万円まで手数料0円「国内株式現物取引」、「国内株式制度信用取引」、「国内株式一般信用取引」の「約定代金合計額」・「手数料」は各々別口として計算し、1日「現物100万円+信用(制度)100万円+信用(一般)100万円=合計300万円」まで手数料0円。
※2:現物と信用合わせて100万まで
※3:現物と信用合わせて50万まで
SBI、楽天、松井をまずは検討
まず、SBI証券の場合、アクティブプランであれば信用取引と現物取引の両方でそれぞれ別々に100万まで取引手数料が無料になります。
現物と信用それぞれ100万円までということなので、5000円~10000円の株価の銘柄も取引手数料をかけずにクロスをすることができるということになるのでとてもありがたいです。
楽天証券は、SBIと違い、信用と現物で合わせ1日100万円まで取引手数料が無料です。メリットとしては、返済期限「無期限」で貸株料も安く一般信用売りをすることができます。ちなみに、現物買いの手数料は、いちにち信用の買建をしてそれを現引きすることで安く抑えるという方法もあります。
松井証券も、SBI、楽天ほど一般信用の在庫は多くないものの、取引手数料の面で非常に安く取引できます。松井証券も「いちにち信用」があるので、買い建てをして現引きでの現物確保をすることができます。
カブコム、SMBC日興は時間軸長めも可能
一方で、auカブコム証券、SMBC日興証券は、信用取引手数料は無料ですが、現物取引に手数料がかかることになってしまいます。
しかし、カブコム証券は返済期限10年、SMBC日興は返済期日「3年」の一般信用売建ができます。つまり、権利確定日が1か月以上先の人気銘柄の売り建てを早い段階で持つこともできるということになります。
ちなみに、SMBC日興証券であれば、同時に信用買いをして現引きをすれば、現物買いの手数料を抑えて現物株を確保できます。
auカブコム証券では、現引、現渡にも手数料がかかってしまいますので手数料を考えて取引が必要です。
まとめ
貸株料を計算して優待利回りが良ければ、少し早い気もしますが、カブコム証券、SMBC日興証券、楽天証券で早めに信用売りをして在庫を確保しておくのも良いでしょう。
逆に、あまり人気でない銘柄の場合、貸株料の節約のために近くなってから在庫を確保するのでも十分間に合うでしょう。
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