金利が高い仕組預金のメリットデメリットとは。リスク・特徴・活用方法を解説
仕組み預金とはどういったものなのでしょうか。
大手ネット銀行をメインに使われているサービスです。
仕組み預金は、各銀行ごとに名称が異なりますが、基本的な仕組みは同じです。
- SBIネット銀行:円プレーオフ
- 楽天銀行:新型定期預金
- 新生銀行:パワーステップアップ預金
仕組み預金とは
仕組み預金とは、定期預金に比べたら、利率が高く設定されていて、満期まで保有すれば元本保証されるものです。定期預金同様に、満期にその元本と利息分が上乗せされて還元されませす。
そのため、定期金利の預金がかなり低下している昨今、安全に資産を増やす手段として、仕組預金の活用が少しずつ増えてきています。
仕組み預金のメリット
定期預金に比べて高金利
仕組み預金のメリットは、なんと言っても、金利の高さ。
大手メガバンク銀行の定期金利は、「0.01%(税引前)」ですが、
ネット銀行の仕組み預金の金利は「年 0.10〜0.30 %」と、かなり高水準な金利です。
預金保険制度の対象
ネット銀行の仕組預金は、預金保険制度の対象です。
なので、銀行が仮に破綻した場合でも、普通預金と定期預金などと合わせて、1000万円+利子部分であれば、仕組預金分も、預金保護制度の対象となり、預金が国によって保障されます。
満期が延長になっても利息は受け取れる
仕組預金には、仮に満期が延長になったとしても、当初の満期期間の利息を受け取ることができます。
なので、満期日に利息が入る定期預金とは違って、利息を普通預金口座にもらえるのは、お小遣い感覚でお金が増えることになるので、体感的には嬉しいのもポイントです。
仕組み預金のデメリット・リスク
満期まで保有しないと元本割れする可能性がある
仕組み預金は、基本的には満期まで保有することが前提の商品です。
そのため、満期前に解約すると、元本割れをするリスクがあります。
満期が延長になる可能性がある
仕組預金も、定期預金と同様に、当初定められている「当初満期」というのがあります。通常1年が多いですが、仕組預金はこの満期が延長になる可能性があるのが特徴です。
もちろん、延長した期間も利息はつきますが、この延長するかどうかは銀行の都合で決められるというのが特徴です。
なので、銀行側で急に資金需要が高くなった場合は、延長を繰り返せば、満期日がどんどん遅くなってしまいます。
例えば、「最短1年、最長10年」というケースの場合、当初満期は最初の1年目になりますが、毎年、延長するのかどうかを銀行が決めることができるので、銀行が延長を続ければ最長で10年間は預金を引き下ろせないということになります。
なので、預け入れをする時は最長の年数は預け入れされてもOKという想定の元、預け入れするべきでしょう。
本人が死亡すると満期前でも解約扱いになる
本人が死亡してしまうと、満期前でも解約扱いになってしまいます。
満期前に解約になるので、当然、元本割れする形で、遺族には相続されることになります。そのため、自分にもしものことがあった時に、家族に残すお金として、元本が目減りしてしまうと困るという方は、死亡保険と一緒に加入することをオススメします。
仕組預金の活用方法とは
余剰資産での活用
仕組預金は、延長の可能性があることを考慮すると、基本的には余剰資産で活用するべきです。
「最短1年、最長10年」の仕組み預金でも、直近のほとんどが1年で満期を迎えていても、いつ経済情勢がわかるともわからないので、「仕組預金」に預け入れをしたら、10年は引き落とせない覚悟を持つべきです。
死亡保険があると安心
また、死亡すると強制解約扱いになるので、元本割れのリスクがあります。そのため、相続資産の目減りが困る方は、死亡保険をかけておくことでそのリスクをヘッジすることが可能です。
まとめ
仕組預金は、余裕資金で運用する前提であれば元本保障もされて高金利な運用方法です。「絶対にこれは使わない」という余剰資産があるようであれば、仕組預金を活用するのも良いでしょう。
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