需給を読むやり方とは?そのオーソドックスな方法を解説

株式

よく株の本を読んだり、ネット、Twitterなどで「株の需給を読め」というワードを見かけたことがあるかたも多いのではないでしょうか。

それもそのはず、株式投資、FXなどの投資の世界では、需給を読むと言うことは非常に重要なことです。

なぜなら、株価は需要が高い時に上がり、需要よりも供給(売り)が多い時に下がるからです。そのため、株価の需給を読むことができれば、株価が上がるか下がるかを読みやすくなるということです。

では、そもそも需給を読む方法とはどういう方法でしょうか。

大口が入っているかどうかをチェックする

大口の取引が入っているかどうかをチェックすることは大切です。

株価は上昇にせよ、下落にせよ上下しながら動いていきます。ですが、過去の投資家の奇跡である「歩み値」をみてみると、1000株、10000株と大きなロットの取引が入るかどうかがわかる時があります。

こういう大きな取引は大口の投資家が買っている(もしくは売っている)可能性が高いです。

こういう大きな量の取引が買いに入っているのか、売りに入っているのかで大口の動向を読むことができます。

大口が継続的に買っているということは、機械的にその銘柄を継続的に購入し続けて、保有ポートフォリオに入れようとしてくることも多いので、今後株価が上昇していく可能性が高いです。もし買い続けるのであれば、下がったとしても、下で買い増しに入ることになり、結局下値支持になったりすることも少なくありません。

10:00、11:00、14:00、14:30など、株価の流れが変わるタイミングをチェック

株価というのは、動きやすい時間帯があります。そのタイミングでどういう動きをしているのか非常に需給を読む上で重要です。

例えば、強い銘柄は、特に引けにかけてあげるという特徴があることは有名な話です。

翌日持ち越し前提の買いが入って来るときは14:30以降などに買いが入ってくることがよくあるのです。なので、引けにかけて買われて、上値をとってきたり、寄り天から下落していたけど、引けにかけて戻す銘柄というのは強いというのがわかったりします。

また、10:00なども、寄り付きの動きから動きが転換するタイミングとしても有名です。

寄り付き直後から陰線で下落している銘柄の反発のタイミングになりやすかったり、逆に寄り付きから陽線であげている銘柄が10時ごろを界に利食い売りで下落してくることはよくあるパターンです。

このように、時間ごとの動きから需給を推測するのも良い方法です。

高値や安値のブレイク付近での出来高をチェック

高値や安値をブレイクしたかどうかは需給を読む上で重要というのは株や投資をする上で周知のことだと思います。上値を買う投資家、下値を売る投資家がいるということはとにかく買いたい投資家、とにかく売りたい投資家がいるということに他なりません。

また、その高値や安値のタイミングでの出来高も注目すると良いかもしれません。

高値や安値で出来高が増えるということは、そこからも大口投資家の買いや売りが出たり、多くの投資家の関心が集まっていて、継続的にトレンドが発生しやすいことにもなります。

逆に、出来高を伴わない高値や安値は、そもそも監視数が少なかったりするため、買いや売りがそれ以上続かず、たまたま高値や安値を取ったいわゆる騙しになるケースもあります。

もちろん、出来高が全てではないですが、需給の強弱を測る一つの指標にはなるのでトレードの参考にする方は少なくないようです。