先物価格とCFD価格が乖離する理由を解説
投資やトレードをしているときに同じ商品を取引する場合でも、先物価格とCFD価格が乖離することが起こることがあります。
原資産が同じもの(例えば日経平均など)なのにも関わらず先物価格とCFD価格が乖離するのは不可解に感じると思います。今回はなぜそういうことが起こるのかということを解説していきたいと思います。
権利落ちなどによる影響
先物価格とCFDが乖離する理由の一つには「配当」や「スワップ」などによる権利落ちが関係している可能性があります。
例えば、3.9月など上場企業の配当権利確定日前の3.9月限月先物は配当金を受け取る前に期日を迎えてしまうので、その配当分だけ現物やCFDよりも先物価格が低くなってしまいます。この3月9月の限月の先物を満期まで保有していたとしても配当分はもらえませんからね。
このように権利落ちが関係して先物とCFDの乖離が発生することがあります。
単純な業者間のサヤ
先物とCFD価格が乖離する理由として、単純に業者間の鞘が開いているだけということもあります。
相場が急変すると価格提示をする業者もスプレッドが開くことがあったり、提示価格が原資産価格やその他のマーケットと乖離することがあります。
そのため一時的に先物価格とCFDの価格が乖離する可能性があります。
もちろん数日間ずっと乖離し続けるということはおそらく滅多に起こらないので、もし継続的に乖離するようであれば業者間の鞘というよりは他の影響によって先物とCFD価格が乖離している可能性が高いと考える方が良いかもしれません。
業者間の価格乖離などを確認するためにもCFD口座は複数ある方がおすすめです。
OANDA Japan などは商品も多くておすすめです。