FX会社によってチャートや為替レートが違うのはなぜか|正しい取引価格はどこ?
FXトレーダーなら誰しもが思う疑問は『FX会社によってチャートが違う』というものです。
同じ時間帯にドルや円といった外国為替を取引するのであれば、どうしてその取引価格である為替レートが違うのだろうかと疑問に思うでしょう。
どうしてこういうことが起こるのでしょうか。
FX会社によってチャートが違う理由
いくつかのFX業者・証券会社で為替レートを見ていると気づくことがあります。
それは、FX会社によってチャートが違うということです。
その理由はなぜでしょうか。
理由は、FXというのは通常、店頭FXと呼ばれる「相対取引」だからです。
相対取引とは、相手と1対1の交換を行うことです。
例えば、私が「ドル買い、円売り」をする場合、その反対(ドル売り、円買い)をする人がいないと相対取引は成り立ちません。
店頭FXの場合、基本的にはその相手とは証券会社やFX会社です。
つまり、私たちが何気なく見ているFX会社の為替チャート上に現れる為替レートは、そのFX会社独自のものだということです。
なので、極論すると、1ドル=100円の時に、1ドル110円と表示することも可能だということです。
ですが、もちろん、それだと顧客がつきません。
金融機関同士の取引される為替レートの水準から離れすぎない為替レートでやらないと、顧客からの信頼を失ってしまうからです。
そのため、FX会社が提供する為替レートの常識的な範囲で決まることが多いのです。
ですが、大きな違いはなくて、1〜2pipくらいのズレなら結構起こりうるわけです。
FX会社のチャートごとに、値動きクセがある
私が普段使用しているFX会社は以下の通りです。
- 楽天MT4
- oanda
- XM
- FXTF
- SBI FXトレード
為替レートは、FX会社が独自で決めるものなので、10pip以上も離れているなんてことはそうそうに起こりませんが、数pipであれば日常の範囲内で起こりうるものです。
そのため、各証券会社・各FX会社によって、値動きにクセがあります。
同じメタクオーツ社の開発のトレードMT4を使っている、楽天MT4、oanda、XM、FXTF、の4社でもチャートは違ってきます。
つまり、A社のチャートを使い慣れ、エントリーポイントを探しているトレーダーが、B社のチャートを見て、同じようにトレードするとうまく行かないとなんてことがあります。
それはFX会社によって動きにクセがあるからです。なので、各FX会社のチャートのクセを知り、自分にとって取引しやすい(エントリーポイントやエグジットポイントがわかりやすい)チャートのFX会社を使うべきでしょう。
実施に、私は当初、楽天MT4を使うことが多かったのですが、スプレッドや資金分散の都合上、oandaを使うことにしました。
ですが、同じMT4でも、値動きのクセが全然違い、楽天のチャートでエントリーしてもいい感じでエントリーすると、それを外してしまうことが多かったのです。
まとめ
FX会社によってチャートは違う理由を述べてきましたが、
チャートをどう見るのかということはFX投資の収益に直結する部分です。
是非、各FX会社の特徴を捉えて、取引に活かしていただければと思います。