資源高で買われる資源国通貨5つの特徴をまとめました

為替

資源高で買われる通貨というのを紹介します。

資源というと、貴金属、原油天然ガスなどコモディティとして商品市場で取引されている方もいらっしゃるので、馴染み深い方もいらっしゃるでしょう。

そんな資源高で買われる通貨というのはどの通貨になるでしょうか。その点を解説していきたいと思います。

オーストラリアドル(豪ドル)

まずは、オーストラリアドル(豪ドル)になります。中国との貿易量が多く、中国経済との連動性が強いというイメージを持っている方が多いと思いますが、オーストラリアは世界屈指の資源国です。

鉄鉱石、石炭、ゴールドなどが生産され世界に輸出されていますが、石炭や鉄鉱石など鉱物資源が輸出の5割以上にのぼります。

カナダドル

カナダドルの輸出は、石油天然ガスなどのエネルギー資源が強い国になります。

石油輸出でいうと世界トップ5に入るほどの輸出量を誇っているので、原油相場や天然ガス相場などのエネルギーの価格が通貨の強弱に影響を与えます。

地理的にも米国向けの輸出が多く、米国経済との連動性も高くなりがちになります。

ニュージーランドドル(NZドル)

続いては、ニュージーランドドルです。同じオセアニア地域ということで地理的に近いオーストラリアドルとは非常に高い連動性があります。

しかし、連動性が高く地理的に近さはあるものの、オーストラリアと違い、ニュージランドで多いのは酪農業です。

そのため、ニュージランドドル(NZドル)は、鉱物資源、エネルギー、貴金属などよりも、乳製品など価格の影響を受けやすいという特徴があります。

南アフリカランド

最後は、南アフリカの通貨ランドです。

高金利通貨ということで人気が高い通貨のようですが、南アフリカは、鉱物資源が豊富な資源国です。

そのため、エネルギーや食糧などよりも、南アフリカランドは金、銀、プラチナなどの貴金属の相場の影響を受けやすい通貨ということになります。

ノルウェークローネ

ノルウェークローネは、石油や天然ガスの輸出に占める割合が大きく資源国通貨の一つという位置付けになっています。

マイナーな通貨でFX取引で取り扱わないFX業者も少なくないですが、OANDA Japanなどの取扱通貨数が多いFX会社であれば取引が可能です。

まとめ

今回は資源国通貨として代表的な5つの通貨(オーストラリアドル、カナダドル、NZドル、南アフリカランド、ノルウェークローネ)を取り上げました。

資源高ということで買われるということで、資源インフレの時に買われやすい通貨であり、またこれらの通貨は、米ドル、日本円、スイスフランなどよりもリスクオン地合いの時に強く買われる傾向にある通貨になります。

うまくポートフォリオを組み込む上で、資源高というキーワードでこれらの通貨の考えてみても良いのではないでしょうか。