業績相場はアクティブファンドに妙味アリ?金融相場終焉後インデックスより良いのか?
idecoやNISAなどがより一般的になって、投資信託を購入している投資家も増えてきていると思います。
そんな投信のPF構築や資産配分を考える上で悩むポイントなのが、アクティブファンドを選ぶべきか、インデックスファンドを選ぶべきかという問題です。
もちろん、どちらか一つしか選べないわけではないので、PFの中で分散するのは良いでしょうが、要所要所で資産配分のリバランスを行ったり、新規投資の配分を考え直したりするのも良いかもしれませんね。
今回は業績相場におけるアクティブファンドに優位性について解説します。
金融相場はインデックスファンド?
いわゆる景気後退後に起こるFRBや日銀など中央銀行による金融緩和によっておこる金融相場は、マネー供給が増えることによって株式が物色されやすくなり、日経平均やNYダウなどの指数が上がりやすくなります。
いやゆる金融相場は指数が上がるときは、個別業績関係なく全部上がるみたいな状態になる傾向にあるわけです。
そのため、金融相場は日経平均やTOPIXなどの指数に連動するようなETFや投信、または先物取引などが金融相場では好む人は少なくないと思います。
投信でいえば、どちらかというとアクティブよりも、手数料が安く指数と連動するインデックスファンドへの投資がかなり有効な時期と言えると思います。
業績相場はアクティブファンドが良い?
ですが金融緩和によって景気が少しずつ回復すると、中銀は金融緩和のペースをゆるめます。
すると、金融相場が終わり株価指数がヨコヨコになったり、指数が下落したり調整局面に入ることもあります。このようなケースの場合、インデックスファンドへの投資はリターンが低くなってしまいます。
もちろん、その後相場が上昇に転じれば利益が出ますが、すでに金融相場によって上昇してきているので上値の余地も限定的なことも多いです。逆に、相場が下落した場合、損失になってしまいます。
逆に、業績相場になると、株価指数は軟調になる代わりに、個別銘柄によって上がる株と下がる株が出てきます。業績の良いものはしっかりとした株価になり、逆に業績が芳しくないものは金融相場で上がりすぎた水準が訂正され下がってしまいます。
つまり、業績相場は個別銘柄への投資を行うアクティファンドの腕の見せ所ということです。
金融相場のような上げるときは全部上げるということもなく、指数にあまり変化なくても個別銘柄の分析によってパフォーマンスが大きく差がでる時期です。
高い信託報酬を払ったとしても、個別銘柄の選別によってパフォーマンスに差が出るような相場は、まさに個人ではアクセスできない情報を取ってこれたり、プロのノウハウでリターンを狙うようなアクティブファンドへの投資妙味が相対的に高くなる時期といえると思います。
指数が大して動かない時期にインデックスファンドに投資したところで対した利益になりませんが、このようなアクティブファンドに投資すればしっかりとリターンを出してくれるかもしれる可能性を秘めているので、検討してみる価値はあると思います。