日経平均先物などのSQ日の清算値は何時に決まる?
SQ(特別清算指数)は、Special Quotationの略で、日経225先物取引・オプション取引などで決済期日で決済される価格を指します。
SQ日は基本的に毎月第2金曜日になります。ですが、その時間はいつなのでしょうか?
「SQ日の朝」に決まる
SQ値は、SQ日の朝寄りつき後(具体的には9時すぎ)にわかります。
基本的に、SQ値はこのSQ日の日経平均株価現物の寄りつき値段と近くなります。
買い気配や売り気配などで実際に先物と現物の乖離が起きることがありますので、必ずしもSQ値と日経平均株価現物の寄りつきが同じとは限りませんが、だいたいが、この時間帯にSQ値が決まります。
最終売買日はいつ?
ちなみに、SQ値が決まるのはSQの朝ですが、ザラ場でのさの最終限月の先物・オプションの最終売買日は、どのタイミングでしょうか?
結論から言うと、SQ日の全営業日の15:15分までです。
松井証券さんのHPにはこういうことが記載されています↓
Q:先物・オプション取引の最終売買日はいつですか。
A:先物・オプション取引の最終売買日は、その限月の該当する月の第2金曜日(SQ決済日)の前営業日が最終売買日となります。
※最終売買日は日中立会(08:45~15:15)のみとなり、夜間立会(16:30~翌05:30)は行われません。ご注意ください。
※ オプション取引の日中立会は09:00~15:15までとなります。なお、最終売買日の日中立会終了時間までに対象の建玉を決済しなかった場合、SQ決済日にSQ値で自動的に清算されます。出典:https://support.matsui.co.jp/faq/show/734?site_domain=faq
最終売買日は日中立会(08:45~15:15)のみとなり、夜間立会(16:30~翌05:30)は行われないということなので、前営業日の15:15までが最終売買になるということになります。
幻のSQという現象
ちなみに、幻のSQという現象があります。
SQ日の清算値に、その日の日経平均株価が一度もタッチしないことを言います。
この幻のSQが発生するとその後相場はトレンド転換になりやすいという風に言われています。
そのため、SQ日というのは今後の相場を考える上で非常に重要な日程です。
なので仮に先物やオプションを取引していなくても、現物株や為替相場などほかの相場にも影響を与えるのでしっかりチェックしておくと投資判断に役立つことは間違いないでしょう。